こんにちはオオ氏です。
今日は、「私の治療を受けたい」と、
来院してくれた方がいました。
ありがたいことです。
この件をきっかけに、
気づいた点があるのでお話してみようかと思います。
なにに気付いたのかというと、
①患者さんはテクニックや手技にこだわりはあまりないこと
来院される患者さんは
「オステオパシーの施術を受けたい」とは言いません。
②患者さんは広告やチラシよりも友人の口コミが大切だということです。
友人が「良かったよ」という言葉は、安心感があります。
以前、左ふくらはぎの痛みが強く、
しゃがむ、かがむことができない患者さんがいました。
筋膜、硬膜の評価によって胸郭に病変が多いと感じました。
ふくらはぎが痛いのに
胸椎の調整から取り掛かって、その部分に多くの時間がかかってしまいました。
ふくらはぎの施術をする時間がほとんど残っておらず、焦りました。
理学療法の施術時間は40分で、40分後には次の患者さんが待っているので、
終わらざるを得なかったのです。
ふくらはぎの施術が満足にできずにすみませんでしたと
胸椎の調整に時間がかかってしまい、痛いところをできずに
申し訳ないと正直に伝えました。
ただ私が原因だと感じた部位を調整するのに精一杯でした。
患者さん本人が「痛い」と言っている部位をあまり施術していないので、
患者さんの気持ちはどうだろうなぁと心配でした。
心やエモーションの部分でアプローチができていないかもしれないと思い、
それに対して申し訳ないと思っていたのです。
しかし、そのまましゃがんだら痛みが取れていたので
びっくりされていました。
痛みが出ている部位と離れた部位が原因だったのを
”患者さん”と”私”が体験しました。
施術をした私自身も驚きました…
次の来院時も痛みが出ていませんでした。
うまく治ってくれてよかったです。
その患者さんのお友達がうわさを聞いて
「私も左肩が悪いので、リハビリの治療を受けさせてほしいと来てくれました。」
その方は、「オステオパシーを受けたい」とは言っていません。
私の治療が受けたいと言ってきてくれているのです。
これは、とても大切なことだと気づかされました。
”テクニックがすべてではない”というキーワードに触れている気がするのです。
「オステオパシーを受けたい」ではなく
「あなたに治療をしてほしい」という
テクニックを勉強、練習することも間違ってはないけど、
テクニックはそのセラピストの一面でしかないよねということです。
セミナーに通う、
本や論文を読む、
相手の話を聞く、
家族や友人を大切にする
普段の心の持ちようがそのまま施術に現れると
私の友人たちが教えてくれます。
練習会や勉強会だけで
オステオパシーのテクニックを磨くだけで
たどり着けない境地があると思います。
テクニックが大事ではないと言ってはいません。
ただそれだけだと何かが足りないのだと思いました。
自分の意識を高め、
患者さんと何を考え、感じ、共有するのか。
この空間に、この場にいるだけでなんか安心する。
なんか前に進める気がすると。
これからも生きて、施術を通して、なにかを学ぶのだと思います。
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