「死ぬまで家で暮らしたい」そんな目標に 前編

Uncategorized

こんにちはオオ氏です。

今日はクリニックに来院される高齢患者さんの目標についてお話してみたいと思います。

いつまでも家族に迷惑をかけずに家で過ごしたい」という希望を持っている方の目標です。

その目標は、トイレにいける動作を維持することです。

いつまでもトイレに行ける能力を保ち続けることが、

自宅で健康的に過ごすために大切なことだと私は思っています。

今回も私が勝手に感じている主観的な話ですが、何かの参考になれば幸いです。


「コロッと逝きたい」とよくききます

ご高齢の方から「コロッと死にたい、コロッと逝きたい」とよく聞きます。

これは今すぐ死にたいとかではなくて、

死ぬ直前まで、生き生きとしていたいという意味だと解釈しています。

生き生きしている状態とは

好きな食べ物を食べて

好きな時間に寝て、

好きなところに移動できる

自分のペースで誰にも迷惑をかけず家で暮らす

これらが生き生きと暮らしている状態なのではと思うのです。

これらを実現するためには、健康が大切だと思います。

施設(老人ホームなど)に入所されている方のリハビリをよくしていました。

多くの方から

「ご飯の味がおいしくない」とか

「他の方が食べ終わるのが早くて、片づけられるのも早いからゆっくりと食べれない」とか

「施設の中では自由が少ないです。」とか

「自分の家に帰りたいけど家族が許してくれない」など聞くことがありました。

施設には懸命にケアしてくれるスタッフもいますが、

そうではない方も居るのは事実です。

上記の訴えを聞いていると

生き生きとした生活から少しずれているような気がします。

入所されたきっかけはトイレ動作を行う能力を失った方が多かったです。

(元々、家族間トラブルがあり、入院を機に自宅に帰ることを許されず、

入所される方もいましたが割愛します。)

自由に自分のペースで生活するためには

トイレに行ける健康さが大切です。

死ぬ直前まで生き生きとした自分の人生を歩むために

健康は必要不可欠であり、

健康は一つの大切な財産です。

家で暮らすにはトイレ動作が必要

なぜ、家で暮らすためにトイレ動作が重要なのか。

それは介護保険のサービスでトイレ動作すべての介助対応できないのが理由だと感じています。

お風呂に入れない方への生活支援は何とかなります。

それはデイサービスや訪問入浴で対応がある程度可能だからです。

2日に一回のペースで入浴してもさほど生活に支障は出ません。

入浴の頻度が少なくても、生活に大きく支障が出ません。

しかし、トイレ動作はどうでしょうか。

一日に皆さんはトイレに何回行きますか?

少なくとも一日に2回以上は行くのではないでしょうか?

夜間には途中で起きてトイレに行くことも多いと思います。

それも毎日続きます。

血圧管理のために利尿剤を飲んでいる方ならば、もっと多いはずです。

入浴と比べ、トイレで用を足すことは毎日欠かさず行い、一日の中でも回数は多いです。

ヘルパーさんの介入だけでは、清潔な生活支援を行うことが困難であり、

トイレに行けないという状態になると対応は家族が行います。

家でおむつ交換ができる家族や医師がいる場合等は

なんとか家で暮らすことができている印象でした。

おむつ交換や

ベッドのシーツ交換、

汚物の処理等を家族で行うのは大変なことだと思います。

家庭でこのような困難に直面した時に、家族で介護を行うことの難しさが増すはずです。

家族にも家族の人生と時間があります。

ご自身がトイレ動作に困らない状態であれば、家で暮らしやすくなるはずです。

トイレに困らないようになるために”今”できることがあるはずです。

途中ですが…まとめです

ここまで家で暮らすためには、トイレ動作が必要ということ

トイレ動作がなぜ必要なのかということを説明してきましたが

また話が長くなってしまいました。

次回、トイレ動作を続けるために

私が臨床で患者さんに伝えていることを述べていきたいと思います。

今回も最後まで見ていただきありがとうございました。


医療機器認証品 ちゃいなびパルスオキシメーター

タイトルとURLをコピーしました