患者さんの声
・腰を痛めたけど、 まずは病院に行ったほうがいいのかな? ・病院で検査したのになぜ治療は痛み止めとシップなのだろう…
こんにちはオオ氏です。
私も病院勤務と自宅の整体で患者さんたちからこのような疑問をよく聞きます。
他の整形外科に通っていて、なかなか治療がうまく進まずにこのような悩みを抱えている方が多いです。
当院では他の整形外科で治りにくかった患者さんの症状も変化しています。
痛みが出た際はまず、しっかりとお医者さんに検査してもらうことがおすすめです。
検査で視覚的な異常が見当たらない場合、病院で対応が難しいので、痛み止めとシップになりがちです。
この記事では
腰痛が出た時、まず病院に行ったほうが良いと思う理由と、痛いのに病院で原因がよくわからずに良い経過が得られない理由について解説しています。
病院の検査ではっきりとしやすいもの3選
(1)骨折をしている
例:胸椎圧迫骨折、腰椎圧迫骨折、分離すべり症など
(2)内臓を痛めている
例:すい臓がん、肉腫などの悪性新生物
(3)神経障害、神経損傷をしている
例:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、後縦靭帯骨化症、黄色靭帯骨化症など
これらの3選はすぐに病院で対応してもらうことが多いと思います。画像所見で、はっきりと問題がわかりやすいからです。
目で見やすい問題は対応してもらいやすいんですよね。
これらを抱えていると気づかず、もみほぐし整体などで強い刺激を加えることはあまりお勧めしません。悪化してしまうことがあるからです。病院でしっかり検査を受けた後、整体でみてもらうほうがいいと思います。
骨は折れていない
内臓は悪くない
神経も問題ない
これらの情報があれば、整体師も安心できます。
病院の検査ではっきりとしにくいもの3選
(1)筋膜が硬くなっている
(2)筋膜や軟部組織に部分断裂が生じている
(3)その他、薬の副反応で筋痛が生じている
例;スタチン系のコレステロールを下げる薬など
レントゲンやMRIなど目でみてわかる損傷であれば病院で対応してもらいやすいですが筋膜や軟部組織由来の腰痛は原因がはっきりとわかりにくいことが多いです。
洗面台で顔を洗いたいときに前かがみになると腰が痛い
台所に立ち続けるのがつらい
足が夜に攣り(つり)やすいとか、
骨は折れてないけど、身体が使いにくいという問題は検査してもわからないので、病院での対応は難しいのです。だから、痛み止めとシップで対応することが多くなってしまう…
これを
「非特異的腰痛」と言います。
難しい言葉になりましたが、要するに、はっきりとした原因がわかりませんよ。でも腰痛はありますよという意味です。
先生に見放された、
大学病院の先生に治らないといわれた、
いつまでたっても症状が改善しない、
もう病院で治らない、
つらい症状があるのに先生や周りの人が理解してくれない、
そのような状態でも以前よりは改善している方はいらっしゃいます。
前に進んでいる気がしていると声をよくいただいています。
だから、希望をどうか捨てないでいただきたいです。
今後、なかなか他の病院で改善しなかったが、変わっていった方について話したいと思います。